赤磐地域で生まれた永瀬清子は、地元の小学校の校歌を手がけるなど、「詩人、永瀬清子」として親しまれています。しかし、全国的にはまだ十分な認知が得られていません。1945年に故郷に戻ってから、彼女はこの地で数多くの詩を生み出しました。彼女の詩には、「詩を通してよりよい人生を送る」という情熱が込められているように感じます。その響きは、私たち一人ひとりに秘められた可能性や情熱を呼び覚ましてくれると信じています。
書道アート展は、永瀬清子の詩を読み解くのではなく、参加者が自らの手で詩を書くことで、感覚としてその言葉に心を寄せる体験です。自分自身の内面と向き合い、心の奥底にふつふつとうごめく自分だけの表現を見つけてみてください。
また、展示会で作品をみながら、一般的な上手いとか下手の立ち位置から離れた、字を書くことを楽しむ姿をそのものを見つけることが、未来に向けて歩むちからになると考えています。
この機会に、自己表現を通じて。もしくは、作品の鑑賞を通じて、新しいメガネを獲得みませんか。
発起人 三浦和恵
田口典子
三谷朗裕
2022年11月に永瀬清子生家にて実施した、
「永瀬清子書道アート展」での作品等の写真です。